はじめに
一般ごみはご存知の方が多いのですが、意外と知られていない産業廃棄物について、現場を見ることで理解を深めてもらいたいとの思いから、小学生の社会科見学だけでなく、中高生、大学生または一般の方々まで、処理場内を見学していただいております。
そこでは、恐竜の絵が描かれた重機が躍動する各プラントを間近で見ることができ、再生品にも触ってもらえます。そして、現場の作業員が自身の体験を踏まえた生の声で説明をしております。見学終了後、互いの意見を出し合い、話し合う場としての「学びの部屋」も併設しており、リサイクルセンター全体が環境学習の場として利用いただけることを願っております。
リサイクルされるまで
施設MAP
① 選別プラント
工事現場などで発生する混合廃材から、プラスチックや紙、アルミ、鉄など、リサイクルできるものを機械と手作業で選別し回収しています。
② 汚泥改良プラント
建設工事の杭打ちから出る土(建設汚泥)を乾燥し、固化剤(石灰)を混ぜ再生処理土にリサイクルします。
再生品は土木工事の盛り土材等に利用されています。
③ 廃プラスチック再生処理プラント
①廃プラスチック類を破砕し、圧縮梱包します。工場に出荷され、燃料として利用されています。
②古いたたみは破砕し、梱包します。
工場に出荷され、緑化工事の材料や廃棄物の水分調整材として利用されています。
④ 再生砕石プラント
ビルの解体工事で出るコンクリートガラやアスファルトガラを細かく破砕し、ふるいにかけ、再生砕石と再生砂にリサイクルします。再生品は土木工事の路盤材等に利用されています。
⑤ 木くず再生処理プラント
家の解体や新築、リフォームした時に出る木材を細かく破砕します。工場に出荷され、化石燃料の代わりにバイオマス燃料として利用されています。
ビオガーデン
再生処理土と古畳の粉砕処理品を植栽の土壌に、再生砂を池底の定着土壌に、また再生砕石と廃木材のチップを遊歩道の路面材に利用しています。そしてリサイクルセンター内で使用された水を、ビオガーデン内の池と小川で循環することで、植物と微生物により自然浄化させるしくみも取り入れています。
ここには在来種を中心に約200種の植物が植栽されており、水辺には児島湖に生息する淡水魚や水生植物も見られます。ここで地域の生態系を知り、生物多様性と地域環境の保全について考えていきたいと思います。
学びの場
見学終了後のふりかえりや意見交換の場として利用していただいております。
また、地域ESD推進拠点として、地域が直面する様々な課題の解決にむけての学びや活動の場として、提供させていただいております。
児島湖の生き物
近くの川にいそうな魚から、普段あまりじっくり見る事の出来ない魚まで、児島湖に住んでいるお魚たちを展示しています。お魚のプロフィールと一緒に楽しく学んで下さい。
見学された方のご感想
見学のお申し込み・お問い合わせ
人数・お時間などは別途ご相談となりますので、
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申し込み後、担当者より折り返しご連絡させていただきます。
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